『Web API: The Good Parts』を読んでみた

実務として、Web API(Web サービス)の開発に携わっているわけではありませんが、
Ajax を使用した非同期処理を実装することが多くなってきており、
その場合のサーバ・クライアント間のやりとりをうまく実装できていない不満足感がありました。

エラー発生時のレスポンスの返し方がうまく統制が取れていなかったりしています。
どういう具合に返すのがよいのか理解できていませんでした。
この点について、3章あたりでエラー時の返し方について言及されているので勉強になりました。

サーバ側は Java ですが、Servlet で Web サービスっぽく、JSON を返すようにガリガリ実装しているのですが、
Java API for JSON Processing などを使って、次はうまく作りたいと思っています。

きれいな API の事例を見ていると、気持ちがいいです。


Web API なので、当然 JavaScriptJSON の話が多いのですが、JavaScript はここまで奥が深いのかと驚かされました。
JSONPJSON Padding)とか初耳でした。実に不勉強です。
一方で、発見も多いので JavaScript を勉強するのはおもしろいです。


オライリーの動物本なので翻訳本だと思っていたら、実は翻訳ではなくて、著者が日本人でした。
事例に、楽天や鑑これといった"日本ならでは"なものが出てきます。

また、翻訳版の出版が直近だったとしても、原書は5年も10年も前に出版されていて、
情報が古くて残念なことが多いですが、その点では情報が新しくてよかったです。


次は『APIデザインの極意』も同じような感じでおもしろそうなので読んでみようと思っています。

チームを小さく保つ理由

『エッセンシャル スクラム』の 第11章 開発チーム(197ページ)に次の一節を見つけました。

Mike Cohn は、チームを小さく保つ理由をいかのように述べている。

・誰かがやってくれるから自分はやらなくてもよいという「社会的手抜き」が少ない。
・小さなチームは建設的なやり取りが頻繁に発生する。
・調整に必要な時間が少ない。
・誰も陰に埋もれることがない。
・小さなチームのほうがメンバーを満足させることができる。
・有害な過度の専門化が発生しにくい。

逆説的に考えてみると、
「大きいチーム(≒大規模開発)における弊害」みたいなものが見えてきまして…

「あっ…ウチのことや」と。 (TдT)


それはさておき、使える一節なのでメモメモ。

プログラミング言語の勉強方法

昨日あたりから Ruby を本腰入れて勉強し始めてますが、
さっそく飽きてきました。

目的がないのですね。モチベーションが続かないです。

買ってきた教科書を読み進めていますが、
「おっ、次の章は正規表現か…嫌いだから飛ばそ…」
という感じでなかなか集中できません。

Ruby を使ってなにかモノを作るという目的があれば
やる気になって色々と調べるんですが、モノづくりのアイデアも浮かびませぬ。

勉強飽きてネットサーフィンしていたら
ArduinoRuby は仲がよさそうなことを発見。

Arduino も途中で挫折していたので、なんか作ってみようかなと。

Ruby はじめました

お仕事に刺激がないので、なんとなく Ruby を勉強し始めました。

教科書はこちら。
選定理由は本屋にあったもので、初心者っぽくないもの。

しばらく読書を続けていましたが、飽きてきたので写経しながら読み進めています。

Ruby 触ってみての感想

これまで Ruby 触ったことがないわけではないですが、
きちんと向き合ったのは初めて。

・Groovy と似てる。(Grooby が Ruby に似ている、が正しいけれど)
Java とは色々な意味で違うのでおもしろい。
・まだまだ良さはわからない。いいんだろうな…たぶんくらい。

おまけ:ひさびさのブログ更新

最後にブログを更新したのが200日前のようです。
半年以上放置していたわけですが、1日あたり40PVくらいありました。
放置しているのに見に来ていただけるのはありがたいですね。

働き方を見つめなおす - 『「やりがいのある仕事」という幻想 』

特に仕事の悩みを抱えているわけでもないですが、本屋で目に留まったので読んでみました。
著者の森博嗣さんは小説家として有名ですよね。


仕事についての考えが変わるかも

働き方、仕事というものに対して、世間一般的な視点ではない、異なる視点で分析しています。

仕事とは金を儲ける行為であると定義した上で、
仕事に対する既成概念をどんどん否定していくのが痛快でした。

「仕事つらいだろうけど、我慢して頑張れよ」
なんてことは一言も書いてないです。

仕事に対する捉え方が自分と似ていて、自分の考え方を整理するのに非常に役立ちました。
うまく言葉に現されているので今後どしどしと引用させていただこうと思います。

仕事におけるやりがいの捉え方

仕事をしている中でやりがいを感じる、楽しいと
思えるのはいつなのかを考えてみます。

たとえば最も仕事に熱中しているときというのは、
新たな発見があって好奇心を刺激されるときだったりします。

そういうときは会社に貢献しているというよりも、
自分の成長に喜びを見いだしているわけで…
雑なクオリティで終わっても文句言われないところを深追いしてしまう感じです。

「ここまでやらなくても」とか言われますが、「資料作りながら、頭の中身整理できてよかった」
というようなことを思ってたりします。*1
(作りすぎのムダについての議論はここでは置いておいて)

あとはこんなことして金もらえるのはお得だなあということもありますね。
給料をもらえる上に、自分の成長のために会社の資産を使っているわけで。

そういうときに深夜まで会社に残っていても苦ではないです。
もはや仕事ではないです。仕事に楽しみを見いだした、やりがいを感じている
という捉え方もできますが、「会社で自分が楽しいことしている」と捉えた方がすっきりします。

この本では後者の捉え方で話が進んでいきます。
そういう捉え方でいいんだということに自信がつきました。

*1:あとがきの中の「僕は何のためにこれを書いたか」で同じようなことが書かれていてビックリしました。