『Web API: The Good Parts』を読んでみた

実務として、Web API(Web サービス)の開発に携わっているわけではありませんが、
Ajax を使用した非同期処理を実装することが多くなってきており、
その場合のサーバ・クライアント間のやりとりをうまく実装できていない不満足感がありました。

エラー発生時のレスポンスの返し方がうまく統制が取れていなかったりしています。
どういう具合に返すのがよいのか理解できていませんでした。
この点について、3章あたりでエラー時の返し方について言及されているので勉強になりました。

サーバ側は Java ですが、Servlet で Web サービスっぽく、JSON を返すようにガリガリ実装しているのですが、
Java API for JSON Processing などを使って、次はうまく作りたいと思っています。

きれいな API の事例を見ていると、気持ちがいいです。


Web API なので、当然 JavaScriptJSON の話が多いのですが、JavaScript はここまで奥が深いのかと驚かされました。
JSONPJSON Padding)とか初耳でした。実に不勉強です。
一方で、発見も多いので JavaScript を勉強するのはおもしろいです。


オライリーの動物本なので翻訳本だと思っていたら、実は翻訳ではなくて、著者が日本人でした。
事例に、楽天や鑑これといった"日本ならでは"なものが出てきます。

また、翻訳版の出版が直近だったとしても、原書は5年も10年も前に出版されていて、
情報が古くて残念なことが多いですが、その点では情報が新しくてよかったです。


次は『APIデザインの極意』も同じような感じでおもしろそうなので読んでみようと思っています。