情報の洪水をシャットアウトする努力
『遅読家のための読書術』という本を読みました。
※この本を読んだことをきっかけに思ったことをまとめていますので、書籍レビューではないです。ご注意ください。
心に刺さった一節
私は遅読家、つまり本を読むのが遅い方ではないと思っていますが、手に取り買ってしまいました。 冒頭の一節が心に刺さったからです。
「読書量が減った」「本が読めなくなった」といっている人はそうした「新しい読み方」と「これまでの読み方」とのあいだで真っ二つに引き裂かれています。(P8)
「そう、それ!!」と激しく同意して、とりあえず買いました。
ここで言っている「新しい読み方」というのは、スマホでSNSやウェブニュースといった圧倒的な量の情報を洪水のように流し込むことです。一方で、「これまでの読み方」というのは本の一言一句を深く読み込んでいくことですね。
この本では、ゆっくりと深く読み込んでいくのではなく、1日1冊くらいのペースで速く読むことをおすすめされています。 それが主題となっています。
本が読めなくなった
上記にあるように、ここ数年本当に本が読めなくなりました。1日1冊ではないですが、2日で1冊くらいのペースで読んでいた時期もありました。
この本を読んでいて、確かにスマホのせいだと改めて実感しました。
スキマ時間をスマホに奪われるだけでなく、情報のインプットも SNS に適したやり方に慣れてしまってます。その一方で、読書はこれまでの読み方で読みたいと(無意識に)思っていて、ギャップに苦しんでいます。
スマホからのインプットの洪水にさらされることから、積極的に回避していかないといけないと痛感しました。よく言われることですが、身にしみて再認識したということですね。
とはいえ、本の読み方も少しは変えていかないといけないとも思いました。
1時間ですばやく読んだほうが、本のポイントがしっかりと記憶に残っていることが多いのです。
逆に、ウンウンうなりながら1ヶ月くらいかけてようやく読み終えた本って、「結局、なにが書いてあったんだっけ?」ということになったりしませんか?この差はどこから生まれているのか?
「読書密度の違い」と「全体観の有無」だと思います。長期間かけた熟読というのは、単位時間あたりの読書の密度が低いうえ、その本の全体像が見えづらくなりますから、非常に「薄い」読書体験しか提供しません。(P63)
SNSを除外したとしても、依然として多くの学習が必要ですので、こうしたテクニックも用いていかないといけないですね。
さいごに
読書術で必ずいわれることですが、この本でも読書においてアウトプットすることが大切だといっていましたね。
ということで、ひさびさにブログ書いてみましたとさ。
遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣
- 作者: 印南敦史
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2016/02/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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